単元5 族長たちの時代
第六課「夢を見るヨセフ」
夢を見るヨセフ
聖書箇所:創世記37章
主題:ヨセフの夢に示された神のご計画。
暗唱聖句:箴言20:24
【創世記37:1-11】
創世記も最後のパート「ヨセフを中心とした物語」に突入しました。
2節に「手伝い」と言う言葉が出てきますが、英語訳の聖書を見ると「young man」つまり、若者となっています。本来の意味は「若者」が正しいのですが、直前に年齢を言っているのにさらに「若者」というのはおかしい。ということで、別の意味「しもべ」とか「お手伝いさん」と言った意味で日本語にされているんですね。
ヤコブは、自分が経験した「偏愛」の弊害を活かしきれていません。その結果、他の兄弟からの激しいねたみを追うことになります。なお、「そでつきの長服」とは、2サムエル13:18で、王室の服装として再度出てきます。
もともと、ヨセフを嫉妬するようになったのは兄弟全員ではなく、4人(ダン・ナフタリ・ガド・アシェル)だけであると思われます。
しかし、今回の夢で兄弟全体に広まり、さらには、父ヤコブにまで広がるのです。
なお、10節で出てくる「おまえの母上」とは、実の母ラケルのことではなく、レアをさしているのではないかと思います。と言うのも、この時点でラケルがまだ生きていると言うのは無理がある(35章参照)からです。
【創世記37:21-36】
ある考えによると(聖書本文の支持はないのですが)21節の「ルベン」を「ユダ」に変えることを提案しているようです。興味のある方は調べてみてください。
さて、26節では、ユダが「弟を殺し、その血を隠したとて、何の益になろう。」との言葉を発します。これは、殺しても何の「(金銭的な)利益」はないではないか。もっとよい方法があると言う提案です。今後、ユダは兄弟の仲でもリーダー的な存在となっていくのですが、この話からも分かりますね。
29節で「なぜ、みんながいるときにルベンだけがいないのか」との言葉をいただくことがあります。
これは、当時彼らの主たる仕事が「羊の世話」であることを考えれば容易に想像がつくのではないでしょうか。
交代で見張る必要がある。ただそれだけです。逆に言うなら、ルベンがいないときを狙うことも十分に可能であったと言うことです。
最後に、ヨセフの服を浸した血が、「雄やぎ」であったのは、イサクの代わりに捧げられた「雄やぎ」とリンクしているような感じがしますね。