単元5 族長たちの時代
第四課「ヤコブの逃避行」

ヤコブの逃避行
聖書箇所:創世記25:20-34 27-28章
主題:罪が家族の仲を引き裂く。
暗唱聖句:創世記28:15

【創世記25:20-34】
ここではまず、名前に使われているカタカナの意味を再度確認しておきましょう。
『エサウ』:「毛深い」を意味する「セアル」からきていると言われています。
『ヤコブ』:単にかかとをつかんで生まれてきたので「かかと」を意味するとだけ理解されている場合も多いですが、「神様、お守りください」と言った祈りをも意味しているそうです。ただ、ヤコブの人生を見ていると、「他の人を出し抜く」と言うような、敵対的な意味になっているようにも思います。エレミヤ9:4に「おのおの互いに警戒せよ。どの兄弟も信用するな。どの兄弟も人を押しのけ、どの友も中傷して歩き回るからだ。」との言葉がありますが、ここにも使われている言葉なんですね。
『エドム』:「赤い」を意味する「アドモニ」からきているようです。

【創世記27章1-40】
イサクが、ヤコブにだまされた箇所です。12節で「からかわれた」と言う言葉が出てきますが、本来は「だます者」と言うような意味を持つ言葉です(聖書にはほとんどでない動詞です)。
ここで注目したいのは、イサクが五感で感じるものが完全だと思って行動していることです。五感で感じたものが完全だと考えてヤコブを祝福してしまった。いや、実際には聴覚で感じたものはエサウではなくヤコブのものだと言う認識していたにもかかわらず、なのです。もう少し慎重になるべきであったイサクの姿が描かれています。しかし、神様はこのことさえも御心のままに働くように用いられています。

【創世記27章41-46】
ここでは、ヤコブを「正当に?」逃がすためのリベカの知恵(?)が語られています。読んだままなのですが、一つだけ確認しておきたい事実はこの後、「リベカは愛したヤコブに会うことはなかった」ということです。