単元5 族長たちの時代
第二課「神に従うアブラハム」
神に従うアブラハム
聖書箇所:創世記21:1-8 22:1-19
主題:神の真実に信頼し、命令に従う。
暗唱聖句:創世記22:14
【創世記22:1-19】
長く、教会に集っている人であれば、知らない人はいないエピソード。アブラハムが、わが子イサクを捧げると言う場面です。今回はこの場所を慎重に読んでいきたいと思います。
(1節)「神はアブラハムを試練に会わせられた。」とあります。アブラハムは色々な常識、人間的な感情、自分の希望・・・そのようなものと神様に対する信頼のどちらを重視するのか。それが、アブラハムに対する試練です。
(2節)「モリヤ」という地名が出てきます。この場所は2歴代誌3:1に再び出てくるのですが、神様がエルサレムに対する疫病をとどめられた場所であり、ソロモンが神殿を建設した場所とされています。「カルバリ」と言う地名を聞いたことがあるかもしれませんが、その近くでもあります。
(3節)「翌朝早く」と言う言葉が出てきます。旧約聖書には何度も(新改訳聖書で23回)出てくるので、探してみるといいかもしれません。結構大事な場面で使われているような気がします。大事なことをするときに、早朝から始めることがあったのかもしれませんね。
(4節)「三日目」と言う言葉が出てきます。家を出てその日のうちに例の出来事が起こったわけではありません。神様の言葉に従ってイサクと一緒に歩いていった時間が「三日間」です。神様への服従が長い間維持されたと言うことですね。
(5節)「私と子どもとはあそこに行き、礼拝をして、あなたがたのところに戻って来る。」これは、どういうことであろうか。ヘブル11:19には、「神には人を死者の中からよみがえらせることもできる、と考えました。」と言う言葉があります。「イサクから出る者があなたの子孫と呼ばれる」との言葉を信じ、確信していたのです。しもべが、過度に不安がらないようにと取り繕った言葉ではなかったのです。
(6節)この場面は、イエス様の十字架の場面とリンクさせることができるでしょう。イエス様は、自分で十字架を背負い、そして十字架にはりつけられました。ですが、裁きを下したのは父なる神です。今回も同様に、いけにえを乗せる(?)たきぎは、イサクが持ち、実際に捧げるために必要な火と刀は、アブラハムが持っていたのですね。
(9-10節)さきほど、「三日間」と言う言葉を出したのですが、物語がクライマックスに近づくにつれてゆっくりと描かれることが多いようですね。今回もそうです。10節には細かい描写が描かれております。
(13節)神の備えが準備されていたと言うのはこれで2回目(1回目は創世記21:19)です。犠牲となるべきイサクの代わりに備えられたいけにえだったのです。レビ1:4を読むとよく分かると思います。